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平紐の持ち手について

今回は平紐の持ち手の製作過程とこだわりについてです。

20mm幅x2、25mm幅x2 を切り出します。
芯材は12mm幅で切り出します。
芯材を本体に貼り付けます。
ヘラで圧着し、芯材に沿ってラインをつけます。
余分な革を切り、目打ちと断面の処理をします。
縫い合わせます。
完成です。芯材を入れることで伸びにくくなり、立体感がでます。
芯材により生じた溝に、糸が埋もれて擦れに強いステッチになります。
以上が平紐の持ち手の製作過程とこだわりでした。
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ファスナー部の裏地取り付け

ファスナーに裏地をつけると作品のクオリティーが高まり、丈夫に仕立てることができます。

1、ファスナーをつける際は裁縫用の両面テープを使用します。幅は3mm程度のものを使用しています。ファスナーの縁に両面テープを取り付けることで縫い付ける際に、テープを巻き込んで縫い付けることを防ぎます。テープを一緒に塗ってしまうと針にテープが付き、縫いにくくなってしまいます。

2、縫い付ける際にファスナーを直線に固定します。小さなことですがこれをすることにより、クオリティーは大きく高まります。私の場合はファスナーの金具から3~4mmの位置に革を仮止めします。この時点で目打ちは打っておきます。貫通はさせなくても大丈夫です。特にヨーロッパ目打ちで貫通させてしまうとファスナーにダメージを与えてしまうので、できるだけ避けてください。

3、裏地も同様に仮止めし、表から一目ずつ錐で貫通させていきます。あとは縫い付けて完成です。

裏地の幅は革のサイズよりも両端ともに2mm程度短くしています。外にはみ出さないで、十分に固定できる位置にくるようにしています。